会の紹介
「NPO法人東洋医療を考える会」わたくしたちの目的
安易にクスリにたよらない身体作りをすすめましょう
高齢化が進む社会、一人ひとりが健康に生きていくことが何よりも大切です。
健康への関心は大きいのですが、毎日、浴びせられるような薬や健康食品の宣伝のなかで、薬やサプリメントが健康な身体をつくるかの勘違いをさせられないよう十分注意が必要です。
不必要な薬の弊害について指摘する医師も増えてきました。 私たち一人ひとりが、自分が飲んでいる薬が本当に必要な薬かどうか、十分理解することが重要です。
健康は生活のなかでの自分の努力の積み重ねです。食生活の改善、自分に合った運動や体調を崩した場合の養生など、病気にかかりにくい身体作りこそ健康生活の基本です。専門家の協力も得て学び、健康な身体作りに取り組みましょう。
はり・きゅう、マッサージ・指圧治療を利用できる健康保険へ
歴史のなかで日本独自の発展を遂げた、漢方、鍼灸、あん摩を内容とする東洋医療が、国民の健康を支えていました。しかし、明治時代になると西洋医学崇拝、西洋医学を取り入れるのは良いのですが、東洋医療を医療制度から排除したのです。
東洋医療の排除はいまだに変わらず、健康保険では、はり・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の治療は、基本的に利用できない取り扱いとされているのです。
東洋医療は「未病を治す」という考え方があるように予防の医学です。慢性疾患や老化の予防が重要である高齢化社会の医療充実のために、漢方薬、はり・きゅう治療、あん摩マッサージ指圧治療など、東洋医療の活用が望まれます。
国民の大きな負担で運営されている健康保険は、人権尊重の憲法のもとに、患者の医療選択の権利を尊重し、国民一人ひとりが必要とする場合には、はり・きゅう治療やあん摩マッサージ指圧治療を利用できる健康保険制度へ改善をすすめましょう。
不合理なやりかたに負けず がんばって健康保険を活用しましょう
政府の指導により、国民には理解しにくい利用の制限がされているため、健康保険によるはり・きゅう治療やあん摩マッサージ指圧治療は非常に面倒な受診手続きが求められます。
健康保険により、はり・きゅう治療を受けるには
「神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症、頚椎捻挫後遺症」などの疾病であり「保険医の同意書の交付」を受けていれば、健康保険によるはり・きゅう治療が利用できるという取り扱いがされています。
なぜ病名による制限があるのか、はり・きゅう治療を行わない医師の同意が何のために必要なのか、理解できない疑問の多い取り扱いですが、積極的に利用しつつ改善の声を広げていきましょう。
健康保険によりマッサージ治療を受けるには
「筋麻痺・筋委縮・関節拘縮等の症例」であり「医師の同意書の交付」を受けていれば、健康保険によるあん摩マッサージ指圧師の治療を利用できる取り扱いです。
あん摩マッサージ指圧治療を筋委縮や関節拘縮等の治療になぜ限定するのか、医師の同意が何のために必要なのか、はり・きゅう治療と同様に合理的な理由のない問題のある制限です。積極的に利用しつつ改善の声を広げていきましょう。