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健康保険で鍼灸マッサージを差別なく受けられるように活動する NPO法人医療を考える会

電話でのお問い合わせはTEL.03-3375-6151

〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-39-7メゾン代々木201

会の紹介

挨拶

会の目的

  • 東洋医療も活用する医療制度へ

漢方、鍼灸マッサージ治療も患者が必要な場合は、健康保険でうけられる制度へ改善が必要です。健康保険制度の改善へ、できるところから協力していきましょう。

病気にかかりにくい身体づくりこそ医療の基本です。体の自然治癒力を大切にし、環境との調和をめざす東洋医療の活用が望まれます。

健康の増進、病気の予防に大きな役割をはたす、漢方や鍼灸、按摩、指圧など東洋医学や伝統医学に根ざした知識と技術の活用を進めましょう。

  • 健康な身体作りに取り組もう

健康は日々の生活改善への努力の積み重ねです。食生活の改善、自分に合った運動や体調を崩した場合の養生など、東洋医療を活用する健康な身体づくりを、専門家の協力を得て学びましょう。協力し健康な身体つくりに、みんなで取り組みましょう。


会の事業

  1. 医療問題の専門家に意見を聞く勉強会。
  2. 医療や治療について患者の体験を聞く勉強会。
  3. 医療保険で鍼灸マッサージ治療の普及。
  4. 病気の予防、寝たきりの予防、生活に取り入れる健康法の普及。
  5. 鍼灸マッサージ治療の受診をすすめる医療保険への改善の運動。
  6. 医療保険の改善に取り組む団体との協力。など

会運営の基本

  1. 毎年10月〜11月が総会で会員の意見を集約します。事業を計画し、財政を明らかにし、役員を選びます。会員みなさんが参加できるよう、定款に沿い、民主的な運営をすすめます。
  2. 事務所は、渋谷区代々木2-39-7メゾン代々木201号室におきます。
  3. 医師や歯科医師、医療や医療保険の専門家の方々の協力を得て、相談役や顧問として、事業をすすめるための協力をお願いします。
  4. 正会員は設立の趣旨に賛成し、会の活動に参加される方。年会費2000円。
    賛助会員は「会」の趣旨に賛同し、協力していただける方。年会費1000円。

健康保険で受診を      

  • 健康保険で受診できる鍼灸マッサージ治療

高齢化社会がすすみ医療や介護の充実が求められます。 みなさんは健康保険ではり・きゅう治療を受診できるのをご存知でしょうか。受診にあたりいろいろわかりにくい制約がつけられているのですが、はり・きゅう治療もマッサージ治療も健康保険で受診できます。

  <健康保険で受診できるはり・きゅう治療

  1. はり・きゅう治療の効果
    鍼灸治療は漢方とともに中国から伝えられ、日本の医療として発展してきた伝統医療です。千年以上の歴史を持ち、あらゆる内科や婦人科疾患の治療として用い られてきました。頭痛、めまい、不眠、関節痛、腹痛、吐き気、生理痛、月経不順、下痢や便秘、など私たちが体験する病状の改善に効果があります。
  2. 健康保険で受診できる病状
    はり・きゅう治療の効果は多様で、体調改善に広く活用できるのですが、健康保険による治療としては、残念ながら認めていないのです。健康保険でのはり・きゅう治療を受診できるのは以下の病気です。
    1. 神経痛
    2. リウマチ
    3. 頚腕症候群
    4. 五十肩
    5. 腰痛
    6. 頸椎捻挫後遺症(むち打ち症)
    7. その他(原因不明の慢性的な痛みの治療)
  3. 医師の同意書
    健康保険によるはり・きゅう治療を受診する場合には、医師の診断を受け、上記の病気の治療であり、医師がはり・きゅう治療に同意することを証明する「同意書」を発行してもらわなければなりません。東洋医療への理解が広まりつつあり、はり・きゅう治療の効果について理解する医師も増えています。しかし、かかり付けの医師は「同意書」を書いてくれないとのなどの苦情はよく耳にしますから、同意書を発行してもらえる医師をさがすことがまず大切です。
  4. 受診
    医師から発行してもらった同意書をはり・きゅう治療院へ提出すると健康保険で受診ができます。健康保険におけるはり・きゅう治療費は、1回の治療について約1500円と規定されており、1500円から患者負担の3割あるいは、1割の金額を差し引いた、約1000円〜1300円程度が健康保険から支払われます。また、病気や高齢により歩行が困難な場合など、自宅へ往診を依頼しはり・きゅう治療を受けることもできます。往診の費用が健康保険から支払われます。あまりにも低い治療料金の規定や複雑な治療費請求の手続きが嫌われ、健康保険による、はり・きゅう治療を取り扱わないあ治療院も多いため、健康保険による治療を行う鍼灸治療院をさがしておくことも必要です。
  5. 健康保険制度の改
    病気の予防、そのための生活改善や身体づくりが大切です。病気の予防や体質改善の方法として、漢方や鍼灸の利用が改めて注目されています。健康保険による はり・きゅう治療もおおいに利用しつつ、患者利用できる制度へ改善の声を上げ ましょう。鍼灸治療も他の医療と同じように、健康保険証を示して受診できるよ うに制度の基本を改善しましょう


    <健康保険で受診できるマッサージ治療>

  1. マッサージ治療
    健康法としてのマッサージの利用はどんどん広がっています。ベビーマッサージ の名称であかちゃんの健康法に、医療マッサージの名称で高齢者の健康法に、オイルマッサージやリンパマッサージの名称で美容法に活用されています。さらに、足裏マッサージやタイ式マッサージの名称で日常に取り入れる健康法として普及しています。マッサージ治療とは、本来は西洋医学の肌を摩る治療法の名称です。しかし現在は日本の伝統医療として伝えられたあん摩、指圧などの治療方法も含めてマッサージ治療といわれ普及しています。あん摩、マッサージ、指圧などの治療は、全身の血流の改善により免疫力を高めて体調不良を取り除くため、健康維持、若返り治療法として普及しています。あん摩マッサージ指圧師が行う治療の一つであり、「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格がなければできない治療です。
  2. 健康保険で受診できる病状
    マッサージ治療といわれているあん摩、マッサージ、指圧やいろいろな運動療法を取り入れた治療も、その効果は多様で体調改善に広く活用できるのですが、健康保険による治療は非常に限られた場合に制限されています。健康保険によるマッサージ治療が受診できるのは、身体に麻痺あるいは動きの悪い関節がある運動機能の障害者の治療に制限されています。障害を持った高齢者が体の機能を維持し、寝たきりを防止するためには最適の治療法です。医療マッサージ、在宅マッサージなどの名称で、高齢により障害者抱えた方々の治療として、健康保険が利用できるあん摩マッサージ指圧師の治療が普及しつつあります。脳卒中後遺症などのためリハビリが必要な方、長期の病気療養のため運動機能に障害がある方、高齢のため歩行が不安定で転倒の危険があるなど障害が現れた方は、積極的に健康保険によるマッサージ治療を利用して、身体機能の維持改善に取り組みましょう。
  3. 医師の同意
    健康保険によるマッサージ治療を受診する場合は、医師の診察を受け医師がマッサージ治療に同意することを証明する「同意書」を発行してもらわなければなりません。障害のある方は、普通かかり付けの医師が決まっていると思いますので、医師に健康保険によるマッサージ治療を受診したいとの要望を伝え同意書の発行を依頼して下さい。
  4. 受診
    医師から発行してもらった同意書をマッサージ治療院へ提出すると健康保険で受診ができます。健康保険から支給されるマッサージ治療費は、1回の治療について250円〜1250円と規定されています。治療費とは別に往診の費用が往診の距離に応じて約1800円〜4200円まで支給されます。患者負担は、規定された料金の3割あるいは1割の負担金額ですから定額で助かるのですが、あまりにも低額な治療料金設定のため、また煩雑な請求事務が付随するために保険治療は行わないというあん摩マッサージ指圧師も多いのが実情です。高齢化社会がすすみ健康維持にマッサージ治療を必要とする人もどんどん増えています。患者が必要な場合に健康保険で受診できるよう制度の改善が必要です。治療するあん摩マッサージ指圧師が生活できる料金の設定が望まれます。

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FAX.03-3299-5275